ダメ出し4 喫煙者が住んだ家

大学を卒業して就職する際、私は引越しをしました。

部屋を引き払うため不動産屋さんに点検してもらった際、言われました。

「煙草吸ってたでしょ。壁紙も天井も色変わってるね」

室内で喫煙をしていると、その煙は充満します。窓を開けて喫煙していてもさほど変わりはありません。煙は部屋の中で拡散して、壁や天井に向かいます。そして壁紙や天井を変色させます。

新居を契約した時に、おそらく大多数の方が敷金を支払っているでしょう。敷金は、退居する際ある程度返ってきます。

けれど、壁紙の張り替えなどが必要になった場合、そのためにかかった費用は引かれます。つまり煙草を吸っていたという理由だけで、返ってくる敷金の金額が減るのです。それどころか、汚れなどが度を超していた場合、リフォーム料金を追加で支払わなければいけない可能性がでてきます。

もしかしたら、畳に煙草を落として焦げ跡を作っているかもしれません。

畳ならば取り替えがききますが、フローリングの床に焦げ跡を作ってしまうかもしれません。そういった場合、もちろん悪いのは自分ですから、リフォームのための代金を支払うことになります。

また、窓際で煙草を吸っているような場合、見落としがちなのが網戸の汚れです。

現在私が住んでいる部屋は、バルコニーに屋根が大きく張り出しており、雨が直接窓を叩くことは滅多にありません。ですがある台風の日、私は仰天することになりました。

なぜなら、網戸を通り越して窓に叩き付けてくる水滴が、真っ茶色だったからです。

本来ならば透明であるべき雨水が、見事な茶色になって窓を流れていたからです。

私は普段、網戸など気にもかけていませんでした。しかし、実は煙草のヤニがびっしりとこびりついていたのです。おそらく網戸の張り替えも必要になるのでしょう。

まだ予定はありませんが、この先の引越しのことを考えるだけで、今からげんなりとします。けれど、それもこれも自分が喫煙者だからこそ引き起こしたことなのです。

喫煙は部屋を汚す。そのことをゆめゆめ忘れずに。